2.23.2007

チャンピオンズリーグの生ストリーミング観戦

先日のこと、ふと朝4時に目覚めた私は、その45分後に開始するUEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)のバルセロナ・リバプール戦をどうしても観たくなり、久しぶりにインターネットのストリーミング放送による生中継観戦を試みた。

そうは言っても、私は"スカパー!光"などのいわゆる正式な観戦ルートを持っているわけではないし、朝4時の段階で今から45分の間にそういったサービスへ加入することもできないから、簡単に視聴環境を整えるというわけにはいかない。実は1年ほど前にも、同じように昨年度のCLバルセロナ・ACミラン戦を生観戦しようとして悪戦苦闘した思い出がある。

その時は様々な角度からの検索を試みた結果、世界中のストリーミング放送を網羅するリンク集(http://wwitv.com/television/index.html)を発見し、その中のリンク先を1つずつ見て行った結果、目当ての番組がフィリピンのスポーツ局で流れていることを1時間ぐらいかけて発見することができた。バルセロナのサッカーを観る事が出来る喜びというよりはむしろ、フィリピンのサイトに行き当たるまでの苦行の成果が目前に現れていることへの達成感によって満足を得ていたことを覚えている。

その思い出を参考に、まずはフィリピンのスポーツ局へアクセスしようと思ったが、今はリンク集から外されていた。従って私は、再びリンク先を1つ1つ当たってみるしかなくなったのだが、1年前に身につけたノウハウというのが1つだけあって、そのノウハウによって、全てのサイトにアクセスすることなくアクセス先を絞り込むことにした。

ノウハウといっても大したことではなく、それは"先進国のストリーミング放送ではCLを生中継したりしない"というだけのものだ。先進国といっても純粋経済的な物言いとはニュアンスが異なり、サッカー中継に対するビジネス感覚や、ストリーミング放送そのもののビジネス的成熟度という項目においての先進国ということになるが、CLのような大イベントをネット上で無料生中継するとなると、この2項目について大らかな、発展途上の国でしか行われていないはずだという試論(+若干の経験則)は、この場合かなり有効なノウハウになっていると言えるのではないかと自負するところである。

とまあ、こんなニッチなところでのノウハウを朗々と語っても仕方のないことだとは自覚もしているが、とにかく西欧など"先進国"のサイトは避け、こつこつと作業を続けたところ、試合開始2分後ぐらいのタイミングでベトナムのVT1という放送局に、バルセロナとリバプールの面々が映し出された。画質はだいたい、YouTubeなどにアップロードされているようなものと同等かそれ以上。英語テロップ表示は何とか読めるし、悪くない画像だといえる。音質も良好(ただしベトナム語)。通信の具合も1試合の間に2度だけ少し乱れたが、概ね問題なく流れていた。

そういうわけで、1年ぶりのCL無料生ストリーミング観戦を十分に堪能できたのではあるが、試合結果のほうは、私にとっては最悪のもので朝から途方に暮れた次第である。

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