2.01.2007

自動車免許の再取得

数年前の短期間内にまとめてスピード違反と駐車禁止行為に及んだ結果、自動車免許取り消し処分を受けた私は、何一つとして資格を持たないという身分のまま青春を謳歌していたものの、その間に何度か「ああ・・今免許があれば」といった体験をしたり、またここ数ヶ月は比較的自由に時間を使えるという状況を得たこともあって、ようやく重い腰を上げ再取得に向けて動き出すことにした。

免許を取り消された話をするとよく「再取得する場合はゼロからのスタートになるのか?」という質問をされるのだが、実はゼロではなくマイナスからのスタートになる。取消処分者講習(2日間、有料)というものがあって、従来の仮免から本免という流れとは別に、必須項目としてこの講習を受けないと再取得することは出来ない。

さて免許を取るぞと決断したところで、自動車免許を取得するまでの道筋を自動車教習所という観点から調べてみると、おおまかに以下の3通りが考えられることがわかった。

・普通に指定自動車教習所へ行く
・非公認の自動車教習所(技能試験を教習所ではなく運転免許試験場で受ける)へ行く
・教習所へ行かず、自力での取得を目指す

細かく言えば、指定教習所へ行くにしても合宿教習か自宅から通うかという選択肢があり、また非公認教習所といっても様々で、例えば特定届出自動車教習所という特定講習を行う資格のある所もあれば、ただ私有地でプライベートに教えるような所もあるようだ。

はじめて免許を取得した10年以上も昔の頃、私はせいぜい合宿免許か通いかという選択肢しか知らず、選択を迷うこともなかったのだが、少しは運転の心得があると自負する今、これだけの選択肢を前に1つの道を選ぶということには数日間頭を悩ませる必要があった。

結局私が選択したのは、非公認の特定届出自動車教習所に入るという道だった。
選んだ理由は、学科授業を受ける必要がなく技能教習も1回ずつの値段設定なので、スムーズにいけば指定教習所より拘束時間も短く経費もかからないというところと、以前免許を取得した際に指定教習所を体験したので、せっかくだから別の経緯を歩んでみたいというちょっとした冒険心からだ。

ともあれ私は、とりあえず取消処分者講習を後回しにして、教習所の門を叩いた。

(つづく)

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