12.21.2007

自動車免許の再取得 -まとめ-

年の瀬となった。何ヶ月も前に長々と書き連ねた"自動車免許の再取得"についての文章がなんとも的を得ないものになってしまい、不評を買っていたので、ここで有益かと思われる情報をまとめてお伝えしようと思う。


・教習所へ行く必要があるのか?

私の場合は行きましたが、実技教習のみで学科のない所を選びました。実技教習に関しても自分がやりたい回数だけチケットを購入して教えてもらうという融通の利く教習所でした。こういった教習所のデメリットは、

「試験を教習所で受けられず、運転免許試験場で受けなければならない」

ということです。運転免許試験場での実技試験は教習所で受けるものより大分合格のハードルが高くなっているような気がしました。もっとも、私が最初に免許を取得した10年以上前とは教習所のスタイルが変化し、教習でハンコをもらうのが容易になった分試験を難しくしたという話を某教習所関係者から聞いたこともあり、今では教習所で受けようが免許試験場で受けようが差はないのかもしれません。ともあれ免許を所持していた頃それなりに運転履歴を重ねていた人であれば、悪くとも何回か不合格を重ねれば合格へたどり着くはずです。再取得までのコストや時間を考えると、普通の教習所で学科も実技も学び直して試験を受けるよりは、私のように実技教習のみを何度か受講して試験に臨むというやり方をお勧めします。全く教習を受けずに試験へトライするというのもいいでしょうが、以前に路上で身につけた悪癖というのはなかなか落ちないものです。その癖が試験結果に影響するので気をつけてください。

・再取得までの流れ

1.取消処分者講習(2日間)
2.仮免許筆記試験
3.仮免許実技試験
4.特定講習(7時間ぐらい、1日にまとめられる)
5.本免許筆記試験
6.本免許実技試験

という順番がベストかと思います。1の取消処分者講習では2日間とも簡単な、仮免許実技試験のレクチャーを受けることができるので、その時間を無駄にしなければ試験結果へと結びつくはずです(私は仮免許取得後にこの講習を受けたので、そのメリットを享受することができませんでした)。従って1から3まではなるべく短いスパンでこなすことを求められます。筆記で落ちないようにしてください。4の特定講習は本免許試験後に受けることもできますが、試験合格の当日に免許証を交付されるという喜びを得たければ上記の流れがいいでしょう。5と6は都道府県によって順番が逆転します。なお、1の講習は私の場合、非常に混雑した時期に予約したため2ヶ月待ちという羽目に陥りました。通常でも2週間程度は待たされるようです。

・心構え

まず厳しいことを言えば、筆記で落ちるというのは論外だと思います。大体再取得に挑戦する人というのは、仕事の合い間を縫って、ない暇をやり繰りしてチャレンジするのだと思いますが、そこで筆記試験を複数回受験するという時間の浪費は痛恨の極みでしょう。何があっても合格できるというところまで参考書を読み込んでから受験するぐらいで丁度良いのではないかと思います。反対に、実技試験にはそれほど切羽詰った状態で臨まないほうが良いのではないかと思います。緊張が運転にも影響しますし、次に受かるための模擬試験だというぐらいの心持ちでいってください。仮に落ちたとしても、そのぐらいリラックスしていた方が、何故落ちたのかをよりよく理解できるはずです。

・まとめ

そもそも運転免許の再取得という行為は非日常的なもので、免許を一旦取得した人の中でも数%程度しか体験しない出来事でしょう。後ろめたさや、再取得しないと体裁が悪いなんていう考え方をいっそのこと捨てて、自分は今、普通じゃできないことを経験しているのだという前向きな姿勢で、好奇心を持って運転免許取得に関する全てのことに目を光らせていけば、辛いことも楽しく感じられるのではないかと思います。


そして私は4月に免許を再取得して以降、実家の車やレンタカーなどを乗り回す日々が続いている。免許を失効してから3年近く運転とは離れていたものの、それでも再取得してみると運転する必要のある用事が積み重なるもので、逆に言えば私が免許を所持していなかった3年もの間、周りには迷惑を掛けていたのだと思い知らされた。現在私は、新車の購入を計画している。

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