4.23.2009

各種崩壊

某日深夜、実家で寝ていた私は「ドカーン!」という轟音と共に目を覚ました。なぜか体が傾いている。左上のベッドの足が、ベッドマットを乗せている台と離れ、台ごと斜めにずり落ちてしまっていた。

眠気と、ベッドが壊れたという事実に不機嫌な私は、色々と修理を試みたが、台と足を接続するボルト自体が折れてしまっているので直すことができない、という実態を認めるまでに30分もかかってしまった。諦めた私は仕方なくベッドマットを、崩壊したベッドの枠組みの横に敷き寝ることにした。この状態は今でも続いている。

しかし、安物とはいえベッドなんて壊れるものなのかね?壊れると言えば私の携帯電話もおかしなことになっていて、先日フットサルの後、友人と談笑していたらその友人が笑いながら「おい、意味もなく電話すんなよ」と言ってくるから驚いて彼の電話機を見ると、確かに私からの電話がかかっていて鳴っている。私の電話機はカバンの中に入れっぱなしにしていたというのに・・恐ろしい話だ。

その他にも、十分に充電された状態でも簡単なメールを1発送信しただけで、送信直後に力尽きたように電源が切れたり、ある日今までに受信したメールが全て未開封になっていたりと私を困らせるのだが、何故か買い換えることもなく今でも不安定なまま使い続けている。

まあ、ベッドにしろ携帯にしろ壊れたまま使い続けているのだから、それほど困っているわけではないのかもしれないが、もう1つ、これまた半端に壊れたまま使い続けているものがある。それは、散々買うだの買わないだの言っておいてようやく昨年末に購入した、新しい折り畳み自転車のハブダイナモである。どうにも購入した時からランプのつきが悪い。調子よく点灯する時もあれば、全く点かない時もあり、頼りなく点くという場合もある。これじゃいかんと思って一度、買った店で点検してもらったところ応急処置をしてもらい、全く点かないということはなくなったのだが、相変わらず頼りなくしか点かないということがよくある。これは点検時にお店の人も予期していて「これでだめならダイナモの交換ですね」と言われていたのだが、良いと言われているドイツ製のなんとかというダイナモの値は3万強・・困った値段なので、これも交換せずに放置している。

とまあ、色々なものが身の回りで中途半端に崩壊したまま放置されているわけだが、本当に崩壊しているのは、万年床と化したベッドマットを「こりゃ楽だ」と称し、全て未開封になったメールを1つ1つ読み返して友人から過去に届いた馬鹿な文章にほくそ笑み、不安定な自転車のランプにまでどこか風流を感じてしまう、私の精神そのものだったりするのかもしれない。

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